ホワイト・オランダーミシェル・ファイファー、レニー・ゼルウィガー、ロビン・ライト・ペン・・・。 このキャスティングを見ただけで、いい感じがしませんか? (=^^=)ゞ もし、お時間があれば、オフィシャルサイトの始まりのところだけ見ていただけると この作品の空気を感じてもらえると思います。 「 白い夾竹桃・・・それは強く美しく咲くために毒を放つ花 母が注ぐ狂おしいほどの愛 愛は凶器に変わる あなたの愛が、私を壊す ホワイト・オランダー ・・・ 」 ≪ストーリー≫ 独善的で美しい母イングリッド(ミシェル・ファイファー)は、 カリスマ性のあるアーティストとして仕事をしながら、 一人娘のアストリッド(アリソン・ローマン)を深く愛し育てていた。 ある日、イングリッドは恋人殺しの罪で逮捕され終身刑となってしまう。 まだ、15歳のアストリッドを一人残して・・・。 そして、アストリッドは里親と施設を転々と渡り歩くことになる。 最初の里親は自堕落な生活を送っていた元ストリッパーのスター(ロビン・ライト・ペン)。 次は留守がちな夫のいない寂しい生活に養子をもらうことを臨んだクレア(レニー・ゼルウィガー)。 そして孤児を雇っているように働かせるロシア移民女性レナ(スヴェトラーナ・エフレモーヴァ)。 途中、施設に入った時に出会ったポール(パトリック・フュジット)という少年との交流・・・。 いろいろな人との出会い、それぞれの苦しみやさまざまな愛の形を知ったアストリッドに、 面会に行くたびにイングリッドは、アストリッドの変化を鋭く察して “自分が何者かを見失ってはいけない”“寂しいからと他人に心を許してはいけない”と、 自分の価値観を押し付け、アストリッドのすべてを縛り付けていった。 そんな母親に反発を覚え、アストリッドは“解放する愛”をと求めるようになっっていく・・・。 ミシェル・ファイファー主演、さらにロビン・ライト・ペン、レニー・ゼルウィガーの共演と知って、 内容も何もわからないうちから、すごく期待していた作品でした。 「ホワイト・オランダー」という響きも、一度聞いて何となく心に残るタイトルでした。 ミシェル・ファイファーは刑務所内で娘と面会するシーンがほとんどで、 娘への深すぎる愛情は静かなる狂気とも言えるほど迫力に満ちていて、 貫禄があるというか、存在感充分っていう感じでした。 そして、新人とは思えない娘役のアリソン・ローマンは、母親、そして自分の心との葛藤、 里親を転々としながら変化する気持ち、紆余曲折しながら少しずつ成長していく姿を見事に演じ、 大先輩であるミシェル・ファイファーらに正面から体当たりしていて そんなアリソン・ローマンの潔さと清々しさに、感情移入しながら観ていました。 原作は、ジャネット・フィッチの同名小説「ホワイト・オランダー」(日本版タイトル:「扉」)。 「大人になることは、自分の親が完璧な人間ではないと知ること」という 普遍的なテーマを持つこの作品は、世界25カ国で出版されベストセラーとなり、 その映画化の話はハリウッドでも注目を集め、多くの大物女優が出演を熱望したそうです。 大女優に囲まれたアストリッド役のアリソン・ローマンは400人の候補者から選ばれ、 当時21才のアリソン・ローマンでしたが、15才の多感かつ繊細な役に挑みました。 この作品を観る限りはこれからの活躍に大いに期待が持てると思います。 映画をもう一度観るという手もありますが、原作本を読んでみようと思っています。 (2003.2.7 ★★★★☆) ≪ホワイト・オランダーとは・・・≫ オランダーは“夾竹桃(きょうちくとう)”のこと。 主に桃色の花を咲かせ、まれに白い花も咲かせるそうです。 花言葉は“危険/恵まれた人”。 最も特徴的なのは、美しい花でありながら、外敵から身を守るために 自ら毒を発しているところ・・・。 また強靭な生命力を誇っており、第2次大戦後の翌年の夏、 広島で一番最初に咲いた花が夾竹桃だったという記録が残っているそうです。 ≪追記≫ レニー・ゼルウィガーが演じる心優しいクレアの旦那様の役に 「ER/緊急救命室」のカーターことノア・ワイリーが出演しています。 オープニングで一瞬、それらしき名前を観たような気がしたのですが すっかり映画に引き込まれて、そのことを忘れていて、登場した時には嬉しかったです。 「イナフ」の時ほど怖くはありませんが、仕事が忙しいとクレアに冷たく、 売れない女優・・・と罵倒するシーンもあり、映画では悪者続きのノア・ワイリーです。 インタビューより =ミシェル・ファイファー、インタビュー= ≪小説について≫ 小説を読んですごく気に入ったの。私はカリフォルニア育ちだし、 小説の中の女性達は身近な存在だった。 もちろん私が演じた女性は例外だけど。 イングリッドのような女性はめったに出会わないタイプだから。 ≪役について≫ 彼女は謎ね、おそらく彼女自身でもそうだと思うわ、 できる限り理解したつもりだけど。 彼女はある意味完璧に純粋で、彼女の言葉は真実を表している。 そして過激で、許すことがない。彼女の真実、彼女の哲学を持っている。 そして不屈なの。 ≪妥協について≫ 喜んで譲歩できる資質を持った人達を尊敬するわ。 だからそういう人達が払う代償がわかったら、こちらも喜んで代償を払うべきだけれど、 それはめったにできないことなのでしょうね。 ≪成長物語について≫ これは私の娘であるアストリッドのドラマティックな成長を描いた物語で、 かなり過激な成長だけど、世界共通の、機を得た物語だと思うわ。 彼女が自分自身の声を見つけていく過程を描いている。 ≪アリソン・ローマンについて≫ 彼女はすばらしいわ。才能があって、本当に長い時間よくがんばっていたわ。 もちろん全員そうだけど。いい子よ。 ≪レニー・ゼルウィガーとの共演について≫ レニーとの共演シーンはとても楽しかったわ。 ロビンや他の共演者達の大ファンでもあるし。 その日の撮影が終わりに近づいた頃、レニーとほんとに楽しかったわって、 だって二人で一日中大笑いしたくらいなのよ。 あのシーンはすごくトゲトゲしていたから、二人ともヒステリック状態だったの。 ≪役への挑戦について≫ あれほどクールな人間を演じるのは挑戦だったわ。 でも彼女の行動が純粋な動機からでているとしても、 そして彼女の考えに同意できるところがあったとしても、 あれほど断固とした女性を演じるのは自分にとって難しいことだったわ。 私はつい彼女のとげを抜いてやわらかくしてしまいそうになるから。 =レニー・ゼルウィガー、インタビュー= ≪役について≫ 小説のキャラクター達や、母親と娘の関係、その子の成長、 そして里親についての描き方がとても好きだったの。 とても興味深い人生の旅を描いていると思ったわ。 今までこういう作品は見たことがなかったから。 クレアも面白いキャラクターだわ、彼女の弱さと強さのバランスが興味深くて、 彼女は強さを人に与えることによって得ているけれど、自分自身には与えることができない女性なの。 ≪クレアとアストリッドの関係≫ クレアは誰かに与えることによって、そして誰か別の人間、自分の大切な人達の 人生を所有することで自分の強さや、目的意識や、自尊心を得ているの。 クレアとアストリッドはそれをある意味共有している、 なぜならアストリッドも彼女の人生の中で初めて、この女性の対象となることで、 この女性の世界を満足させてあげることで、誰かにとって大切な存在となることで自分の強さを得ているからなの。 彼女は愛情を学ぶし、寛大さも学ぶ、人間は優しく親切になれるんだということも学ぶの。 そして仲間意識の中でのシンプルな友情を教え、共有しあい、ある意味染まっていくのよ。 ≪アリソン・ローマンについて≫ すばらしいと思うわ。特に顔がすばらしい。 彼女は注意してみる価値のある、そうねオードリー・ヘップバーンが持っていた人を惹きつけてやまない美しさがあるわ。 彼女はとても美しいけれど、なぜそう感じるのか理由はわからないの、 どこってあげることができないのに、目を離すことができないの。 演技も確かだし、とてもいい子よ。 ≪ピーター・コズミンスキー監督について≫ ピーターは面白い人。彼のアイデアも、感性も好きだし、彼の映画人としての素朴さが好きだわ。 彼の撮り方もすごく好きだわ。彼は間も取らないしプレイバックもしない、彼は自分の目でテイクを見るの。 自分の撮りたいものがわかっているし、自分の目で見ているからプレイバックして確認する必要がきっとないのね。 20テイク撮ったことがあって、彼はその場で見ていて、プレイバックせずに「そう、今のだ」って言っていたわ。 それに手で持って使う機材を多く使う人で、照明もプロセスもオーガニックで、 ピーターに「撮るぞ、シュート!」って言われるのが待ち遠しかった。 彼の見ている顔を見るのも好きだったし、本当に自分が望むことがはっきりわかっている人なの。 彼がそういった生の感性を保っていることがすごいと思うし、その感性があるから ジャネット・フェッチの小説をすばらしく的確に捉えることができているのだと思うわ。 ≪キャストについて≫ 共演者はみんな昔から尊敬する俳優ばかりよ。 ロビン・ライト・ペンやコール・フザー、もちろんミシェル・ファイファーも、そしてノア・ワイリーとの共演も楽しかった。 すごい俳優ばかり、その中に入れてうれしいわ。 =アリソン・ローマン、インタビュー= ≪アストリッド役について≫ アストリッドはひたむきな子だけど、強さを秘めている。 弾力があるし、サバイバーなの。いろんな出来事から生き残っていくわけだから。 でも最後には本当の強さを得る。 この役はチャレンジだとわかっていたけれど、全力を尽くしたつもりだわ。 ≪原作について≫ 本は前に読んでいたの、文章がとても美しくて、作家のジャネット・フィッチの文体は音楽を奏でているようだった。 この本の大ファンだったの。その本が台本になるなんて、信じられなかったし、 その台本を読んだ時もこの役を自分が演じることになるなんて思いもしなかったわ。 だから本当に私がこの役を得られたなんて、まさしく夢の実現だわ。 イングリッドは彼女を操っているの。とても言葉巧みな人だから。 彼女は頭がよくて、精神的にもとても強い人だから、他人にとっては脅威だし、威圧感がある。 特に一度は無条件に愛していて、今はそれを得られない若い女の子にとってはね。 ≪ポールについて≫ ポールはアストリッドの人生になんとなく入り込んできて、彼女の足を地につけておく錨のような男の子なの。 現状が良い時でも悪い時でも、彼はいつもただそこにいてくれる、そして彼女の精神を正常に保って幸せにしてくれる。 パトリックはこの役を完璧に表現していたと思うわ。 アストリッドは彼女のあらゆる感情に対処する必要があるの。 でもそれは泣くことではない、なぜかというと泣いても解決しないから。 何か彼女自身の方法を見つける必要があるの。 ≪監督について≫ リスクの多い役を演じていると、自分が憂鬱になったり、違ってしまったりすることがあるから、 監督はそんな時俳優をまっすぐに戻してくれるの。 監督がまさしく俳優のためにこうしてくれたって言うのは感覚だから難しいけれど、 でも彼のエネルギーや存在を感じるでしょ、彼がそこにいてくれているっていうことを感じるの。 役を演じなくちゃいけないのは自分であることは明白だし、表現は俳優個人の中から出てくるものだけれど、 監督はそこに存在してくれている神様のような存在なのよ、 何か万が一のことがあった時のためにね、ピーターもちゃんとそこにいてくれたわ。 ということは私は万が一が多かったってことよね(笑)。 ≪共演者について≫ 俳優全員からたくさんのことを学んだわ。 特にミシェル・ファイファーやレニー・ゼルウィガーやロビン・ライト・ペンからね。 彼らの演技をじっと見ているだけですばらしい勉強になったわ。 =ロビン・ライト・ペン、インタビュー= ≪スターが里親になった理由について≫ 明らかに自分の収入に関する経済的理由があるわ。 でももっと大切なことには彼女の自分へのわがままな救済という理由があるの。 今まで自分が犯してきた罪からの救いを求めている。 虐待や、アルコール中毒や、ストリッパーという仕事についてのね。 里親というりっぱな行為をすることで自分を救おうとするの。 許しが与えられると思っているのよ。アストリッドは彼女の3度目の養子になる。 そして同じことを繰り返していくの。 なぜならそういうことを続けていくことで彼女は生き残っているし、自分をきれいに保てると思っているからの。 ≪母と娘の関係≫ それは挑戦よね。親子の関係では自分の娘に影響を与える自分の力、 自分の内部にある力と向き合わなければならないから。 そしてここで言う“毒”が問題になってくるのよ。 ≪アストリッドとスターの関係≫ 裏切りね。スターの新しい生活の中で、彼女は自分が従って生きるべき3つの誓いを立てる。 でもそれは新しいものではなくて全部修正した誓いなのよ。第一は罪を犯さないこと。 でもアストリッドが大きな罪を犯す。 そしてその裏切りはスターを深く傷つけてしまう、なぜならスターにはもともと基盤というものがないから。 スターは身の回りにある物を維持し、自分を忙しくさせ、生き残っているのよ。 だから最後には彼女のどこに真実というものがあるのか、ということになる。 彼女の救済は脅かされる。彼女は崩ていくしかないのよ。 ≪里親におけるアストリッドの態度≫ 彼女の態度は安全だし、同時によそよそしいものではないわ。 意味のある存在になるには、家畜のように里親達の指示に従って流れていく必要があるから。 それに逆らったり、自分をよそ者とみなしたりすると、実際自分の立場がそうなっていくのよ。 でもそれをアストリッドはできなかった。 ≪アリソン・ローマンについて≫ 彼女はとても誠実で、反応がすばらしい。彼女の反応には曇りがないの。 そこが抜きん出ているところだわ。 だから見ていてとても興味深いし、何もしなくても、全て彼女の目の中にある、そんな女優だわ。 =ジャネット・フィッチ(原作者) インタビュー= ≪アストリッド役のアリソン・ローマンについて≫ ブロンドの彼女もブルネットの彼女も、ショートヘアの彼女もロングヘアの彼女も全部見たわ。 驚いたのはセットに行くたびに、あれは誰?って思ったことね。いつも全く違うの。 でもそれはまさしく私がアストリッドに描いていたビジョンだった。 どこの家にもらわれていっても彼女は自分に色をつけ始めていくの。 だから彼女の個々の違いと演技を興味深く見ていたし、とても楽しかったわ。 ≪ミシェル・ファイファーについて≫ 読み合わせに行った時にミシェル・ファイファーがイングリッドを自分のリズムとフレーズの中に取り込んで沈黙を抑制する方法を見たの。 その時から彼女のイングリッドはすばらしいものになると確信していたわ。 ≪ピーター・コズミンスキー監督について≫ ピーターをセットで見ること自体が、すごい勉強だわ。 彼の俳優との関わり合い方をみることだけでもね。 彼は個々の俳優がシーンに入り込めるようにとても神経を使っていて、 シーンの可能性をさらに掘り下げて描くことに神経を集中しているの。 とても興味深いわ。監督がアイデアを持ち、それを提示し、俳優達に伝えていく。 こんなふうに仕事をしていくんだなって思ったわ。 かなり繊細なプロセスを辿ることがわかったし、見ていて感激するわ。 ≪イングリッドのシンボルとしての白い夾竹桃について≫ 白い夾竹桃はイングリッドのシンボルなの。彼女を象徴する色が白だから。 彼女の髪も白っぽい色だし、洋服も白い物を着ている。 それは超人的な純粋性を願望するところから来ていて、その色が白なのよ。 そして彼女の娘はその白い色を実際は恐れている。 だから白い夾竹桃はイングリッドのシンボルになっているの。 =ピーター・コズミンスキー監督 インタビュー= ≪アストリッドの視点について≫ オリジナルの素材が気に入っていたし、できるだけそれに忠実に作りたかった。 この物語はアストリッドの視点で語られるべきで、オリジナルの台本にはアストリッドが目撃することが不可能な場面が含まれていたから カメラに彼女の視点の代わりをして彼女の物語が彼女自身のリードによって伝えられ、 彼女が全く目撃していないことを我々が見ることがないようにした。 カメラが常に彼女の視点でこの次々と明らかになっていく物語を我々をリードしながらみせていくようにした。 それが私のアプローチだったね。 ≪アリソン・ローマンについて≫ アリソンは1990年ごろ母親と一緒に住んでいる少女がその3、4年後成長してリナという女性と住み、 生き残る術を見出していくまでの、年代が移行していくアストリッドの感情的変化を表現できる俳優としての成熟さを持っている女優だ。 彼女は出ずっぱりだし、とても難しい役なんだ。 女優として彼女はすばらしい。 彼女はカメラがどんどん近づいていって撮りたくなるような顔をしているし、 実際我々は彼女の目の中に何が起こっているのかを探るために覗き込むようにして撮った。 したがって彼女には生の演技が、非常にリアリスティックな演技が要求されたんだ。 観客はきっと彼女を気に入ると思うよ。 ≪俳優にとっての監督であるということ≫ 僕はすばらしい若手俳優から現在世界で最も熟練した、ミシェル・ファイファーや ロビン・ライト・ペンといった俳優を得ることができてとても幸運な監督だと思っている。 僕の俳優とのアプローチはキャラクターのすばらしさを引き出してもらうために 彼らと細かく話し合って、彼らが演技するために必要な空間を創ることだ。 彼らの声は反響板を使えばいいし、僕はカメラの後ろで演技を見守るだけだ。 彼らは才能ある俳優達だから僕が台詞回しをいちいち指示する必要はないからね。 ≪ミシェル・ファイファーについて≫ 僕はミシェル・ファイファーの映画はよく見て知っているが、この役は彼女の演技の中でも最もすばらしいものになると思う。 このイングリッドで見せた演技はシンプルで、率直で、威厳がある。非常にすばらしい。 観客はミシェル・ファイファー演じるイングリッドとアストリッドとの最終的対立の場面での彼女の演技に圧倒されることだろう。 実に見事で、魅力的で、感動的だ。 ≪アストリッドとポールの関係について≫ ポールは人に対して判断を下したりしない。 アストリッドが出会う人達は彼女がどうあるべきか命令するような人間ばかりで、 彼女はもらわれた里親ごとの色に染められたコメディアンのように見える。 ポールは彼女を判断しないし、影響を与えようとさえしない。 威圧的なところが全くないんだ。彼の資質は物静かで、平和で、親切なものだ。 これはアストリッドがまだ母親と一緒にいる頃、隣に住んでいたマイケルとその母親の関係を思い起こさせ、二人をどんどん近づけていくことになる。 ジャンル別一覧
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